村長あいさつ

　皆様におかれましては、益々ご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。
　昭和村は、赤城山の北西麓の裾野に位置し、美しく悠々とした百名山を多数望むことができます。また、片品川・利根川が作り出した河岸段丘は日本で最も美しいと言われており、約７段の段丘が見ることができます。
　農村風景は、自然との調和を美しく織りなし、標高400から800メートルからなる赤城高原地帯では、新鮮で美味しい野菜が収穫され、首都圏の台所としての役割を担っております。また、生産量日本一を誇るこんにゃく芋の生産が盛んで、他にもレタス、キャベツ、ほうれん草などは県内でもトップクラスの生産量であり、全国に自慢できる「やさい王国」であります。
　そして、優れた景観的個性を活かした小さくても美しく村づくりを目指し、平成21年10月に「日本で最も美しい村」連合に加盟いたしました。
　基幹産業である農業は機械の大型化が進み、担い手である若者の就農も盛んであります。また、昭和村の玄関口でもあります関越自動車道・昭和インターチェンジ周辺の工業団地には優良企業に多数進出していただいております。工業団地以外にも、近年では太陽光発電施設（メガソーラー）も建設され、本村の産業の活性化にも繋がっております。
　昭和インターチェンジの隣接地には、観光の中心となる道の駅「あぐりーむ昭和」が平成23年にオープンいたしました。昭和村産の新鮮野菜や加工品を販売したり、季節の野菜を収穫体験できたりと、農業が盛んな村の特性を活かした道の駅として親しまれております。
　私は「住民主体の村政」を実現するため、人との繋がりを大事にしていきたいと考えております。その上で、未来の昭和村のために「どこよりも子育てしやすい村づくり」「産業がさらに輝く村づくり」「安全・安心・ホットな村づくり」を推進していきたいと思います。そして、忙しく働かれている皆様が余暇を楽しみ、文化芸術に触れあい、幸福を感じられる村にしてきたいと考えております。昭和33年に昭和村が誕生し、昭和・平成・令和と３つの時代を駆け抜けてきました。先人たちの築いた昭和村を、さらに発展させ、未来へ繋いでいくために精励恪勤、職務に邁進いたします。
　結びになりますが、ぜひ一度昭和村へ足を運んでいただき、昭和村の魅力を堪能してください。皆様のご来村をお待ちしております。

昭和村長　髙橋幸一郎